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ゴミ袋を「大きいサイズだけ」にしました。迷うのをやめたら、心に余白ができた話。

キッチンのゴミ箱に大きめの白いゴミ袋がセットされ、まだ余裕のある状態で入っている。ゴミが溢れる心配をせず、考えなくていい暮らしのゆとりを感じさせる日常の風景。

ゴミ袋を取り出すとき、
いつもほんの一瞬、手が止まっていました。

「これは中サイズで足りるかな」
「まだそんなに入ってないし、小さいのでいいかな」

たったそれだけのことなのに、
その一瞬の判断が、毎日、何度も重なると
思っている以上に疲れていたんだと思います。

高齢の家族がいる暮らしでは、
ゴミの量はなかなか予測できません。

今日は少ないと思っていたのに、
ティッシュが一気に増えたり、
汚れ物が出たり、
急にまとめて捨てることになったり。

袋がいっぱいになってから
「やっぱり小さかったか……」
と結び直すあの瞬間。

ほんの数秒なのに、
ため息が出て、
なぜか自分を責めてしまう。

そんな小さなことの積み重ねが、
じわじわと気力を削っていました。

ある日、もう考えるのが嫌になって、
ゴミ袋を大きいサイズ1択にしてみました。

最初は、正直ちょっと抵抗がありました。

中身がスカスカのまま捨てると、
「もったいないな」という気持ちが
どうしても湧いてきます。

でも、しばらく続けてみて、
気づいたことがあります。

ゴミ袋に余白があると、
心にも余白ができる、ということ。

溢れるかどうかを考えなくていい。
結べるかどうかを気にしなくていい。
「このサイズで合ってるかな?」と
自分に問いかけなくていい。

それだけで、
頭の中が少し静かになりました。

ゴミが少ない日は、
袋の中に余裕があっても、そのまま使います。

無理に詰めたり、
「まだ入るから」と我慢したりしません。

大きい袋に、小さいゴミ。
それは手抜きでも、だらしなさでもなくて、
私にとっては
考えなくていい仕組みでした。

高齢の家族がいる暮らしでは、
毎日を完璧に予測することはできません。

だからこそ、
「どんな日でも大丈夫な形」にしておくことが、
自分を楽にしてくれるんだと思います。

「もったいない」と感じる気持ちは、
今でもゼロではありません。

でもそれは、
物を大切にしたいという
優しさの裏返しでもある。

その優しさの一部を、
今日は自分に向けてもいいのかな、
と思うようになりました。

ゴミ袋ひとつで、
生活が劇的に変わるわけではありません。

それでも、
迷わなくていい場面がひとつ減るだけで、
一日はずいぶん楽になります。

これ以上、
気を張らなくていいようにするためでした。

頭の中が少し静かになる。
それだけで、
毎日はずいぶん楽になります。