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介護費用も医療費控除になる?年を重ねて気になり始めたお金のこと

2016年11月17日

確定申告

年を重ねると、通院や介護にかかるお金のことが、少しずつ現実味を帯びてきます。

「これは医療費控除の対象になるのだろうか?」

そう思う場面は、決して珍しくありません。

医療費控除というと、病院の診療費や薬代だけのように感じますが、
実は一定の介護費用も対象になるものがあります。

知らなければ、そのまま支払い続けるだけ。
知っていれば、税金が戻る可能性がある。

その違いは、あとになってじわじわ効いてきます。


医療費控除の基本

医療費控除は、

1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合、所得税の一部が戻る制度

です。

自分の分だけでなく、生計を一にする家族の分も合算できます。

年金生活でも、対象になる可能性はあります。


介護費用はどこまで対象になる?

介護費用は、すべてが対象になるわけではありません。

判断の目安は、

医療としての性質があるかどうか

です。


① 施設サービスの場合

控除対象になりやすい施設

施設名控除対象
介護老人保健施設自己負担額全額(介護費・食費・居住費)
介護医療院自己負担額全額
指定介護老人福祉施設自己負担額の1/2

※日常生活費や特別なサービス費用は対象外

施設の領収書には、

「医療費控除の対象となる金額」

が記載されているのが原則です。

まずはそこを見るだけでも十分です。


② 居宅サービスの場合

自宅で受ける介護サービスは、少し複雑です。


医療費控除の対象になりやすいサービス

  • 訪問看護
  • 訪問リハビリテーション
  • 居宅療養管理指導
  • 通所リハビリテーション
  • 短期入所療養介護

これらは、医療性が高いため、自己負担額全額が対象になることが多いです。


条件付きで対象になるもの

医療系サービスと併せて利用している場合、

  • 訪問介護(生活援助を除く)
  • 訪問入浴介護
  • 通所介護(デイサービス)
  • 短期入所生活介護

なども一部対象になることがあります。


原則として対象外になりやすいもの

  • 掃除・洗濯中心の生活援助
  • グループホーム
  • 有料老人ホーム
  • 福祉用具貸与

生活支援中心のサービスは、医療費控除の対象外となるのが一般的です。


交通費も対象になることがある

通院のために必要と認められる交通費は、条件を満たせば医療費控除の対象になります。

  • 電車・バス代
  • やむを得ない場合のタクシー代

※自家用車のガソリン代は対象外


確定申告をしなければ戻らない

医療費控除は、自動で適用されるものではありません。

年金生活であっても、
還付を受けるには確定申告が必要です。

「申告は関係ない」と思っていると、
納めすぎた税金が戻らないままになることもあります。


まとめ:知っているだけで違う

年を重ねると、医療や介護の出費は避けられません。

でも、

  • 何が対象になるのか
  • 領収書のどこを見ればいいのか
  • 申告すれば戻る可能性があること

この3つを知っているだけで、安心感は変わります。

制度を完璧に理解する必要はありません。

まずは、

「これは対象かもしれない」

と気づけること。

それが、お金の不安を少し軽くしてくれます。

介護費用も、暮らしの延長にある支出。
だからこそ、無理のない範囲で整えていく。

それだけで十分なのだと思います。