防災という言葉を聞くと、
非常食や避難袋を思い浮かべる人が多いかもしれません。
けれど、高齢になってから強く感じるのは、
本当に不安なのは「特別な災害」よりも、
いつもの生活が急に止まることだということです。
体力が落ちる。
歩くのがゆっくりになる。
通院が増える。
その変化の中で気づくのは、
備えとは日常を安定させることだという事実です。
歩けることは、逃げられること
年齢を重ねると、足の小さな不調が生活に大きく響きます。
巻き爪や足の痛み。
「たいしたことはない」と思っていても、
歩くのが億劫になると外出が減ります。
もし災害が起きたらどうなるか。
歩きにくい状態では、避難そのものが難しくなります。
足の状態を整えることは、
防災というより自分の移動力を守ることです。
巻き爪や陥入爪については、こちらで整理しています。
電気が止まると、生活も止まる
在宅酸素療法など、電源を必要とする医療を受けている場合、
停電はそのまま命に関わります。
けれど特別な設備を整える前に大切なのは、
・停電したらどうなるのか
・どれくらい持続できるのか
・誰に連絡すればいいのか
を知っておくことです。
「分からない」という状態が一番不安を大きくします。
在宅酸素と停電対応についてはこちら。
知っているだけで、不安の質が変わります。
見えにくさは、暗闇で増幅する
白内障などで視界が変わると、
普段は問題ない段差や廊下も危険になります。
特に停電時や夜間は、
わずかな見えにくさが転倒につながります。
対策は大がかりでなくても構いません。
・足元灯を設置する
・通路を固定する
・床に物を置かない
それだけでも、安全性は大きく変わります。
視力変化と暮らしの整え方はこちら。
医療は「続けられること」が重要
高齢になると、
通院や服薬は日常の一部になります。
けれど災害や体調不良で流れが崩れると、
一気に生活が不安定になります。
大切なのは、
・薬の管理を仕組みにする
・通院に必要なものをまとめておく
・いざという時の連絡先を把握する
といった、止まらない設計です。
家計も、体と同じくらい大切
医療費や突発的な出費は、
高齢期には避けられない現実です。
・医療費控除
・雑損控除
・使える公的制度
を知っておくことは、
生活を守る大きな支えになります。
制度を知ることは、特別なことではありません。
生活を安定させる準備です。
まとめ
高齢になると、備えは特別な行為ではなくなります。
・歩けること
・見えること
・医療が止まらないこと
・生活費が破綻しないこと
これらが保たれている状態こそが、
本当の「もしも」への備えです。
完璧でなくて構いません。
今日の生活を少し整えることが、
未来の安心につながります。


